境港にやって来る船たち

鳥取県西部に位置する「境港(さかいこう)」は、日本海側を代表する港のひとつです。古くから漁業や物流の拠点として栄え、現在もさまざまな船が寄港しています。港を歩いていると、日によって違う表情を見せてくれるのも魅力の一つです。

1. 漁船

境港といえば、まず思い浮かぶのが漁船です。特に「ベニズワイガニ」や「マグロ」の水揚げ量は全国トップクラス。早朝には市場に並ぶ新鮮な魚介を運ぶ漁船の姿が見られます。

2. 商船・貨物船

物流の要でもある境港には、国内外から貨物船も入港します。木材や穀物、工業製品など、日本海側を経由して運ばれるさまざまな物資がここで積み降ろしされています。

3. フェリー

島根県・隠岐の島を結ぶフェリーも境港から出ています。観光や生活に欠かせない「海の道」として、多くの人々の移動を支えています。

4. クルーズ船

近年は外国籍の大型クルーズ船の寄港も増えました。観光客が境港から松江・出雲方面へと旅立ち、日本海側の観光の玄関口としての役割も果たしています。

境港には、生活を支える船、観光を彩る船、そして大海原で働く船など、実に多彩な船が行き交います。港町ならではのダイナミックな風景を眺めながら、「今日はどんな船が来ているだろう?」と散策してみるのも楽しみのひとつです。

その数ある船の中で、弊社は主に商船・貨物船、そしてクルーズ船を対象にサービスを提供しています。物流の安全で確実な運航を支えるとともに、寄港する観光客の快適な滞在をサポートし、境港のにぎわいと発展に貢献しています。

本日のひとこと

舟は水に非ざれば行かず水舟に入れば則ち没す【「孔子家語」六本より】
舟は水がなければ進まないが、その水が入ると舟は沈む。君臣の関係も、臣下がなければ君主は立ちゆかないが、臣下が君主の権威を犯すようなことがあると君主は滅びてしまうというたとえ。舟を君主に、水を臣下にたとえた孔子の言葉。

舟と水が支え合うように、港と人、船と地域もまた切っても切れない関係にあります。
境港の発展に寄与しながら、未来へとつながる往来を支えていくことが私たちの変わらぬ使命です。